2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【歴史】渋沢栄一の思想と生涯② 現代にこそ学ぶ意味

4官から民へ 帰国した栄一は、慶喜が謹慎していた静岡藩で働くことになりました。ここで栄一は「商法会所」を設置し、パリで得た知識を活かして静岡藩の経済のために尽くします。諸説ありますが、この商法会所は日本で初めての株式会社ともいわれています。 …

【歴史】渋沢栄一の思想と生涯① 日本の資本主義はいかに始まったか

新一万円札の顔に決まった渋沢栄一は、2021年に大河ドラマで取り上げられたこともあり注目を集めています。 銀行をはじめ約500の株式会社の設立に携わり、「日本資本主義の父」といわれる栄一ですが、その名称では彼の生涯を表現しきれていないように感じま…

表現するということ② 岡本太郎の芸術論

僕が芸術家として最も尊敬しているのが、「芸術は爆発だ」という言葉で知られる岡本太郎です。 2年前に各地で開かれて話題を呼んだ、「展覧会 岡本太郎」にも訪れました。岡本太郎の若い時から晩年までのさまざまな作品が展示されており、その力強さには圧倒…

表現するということ① 芸術作品はなぜ難解なのか

先週上野の森美術館と国立西洋美術館で、それぞれ「モネ 連作の情景」と「キュビスム展」を見てきました。 この2つを見ると、近代から現代にかけて絵画の表現方法は劇的に拡大していったことが分かります。 美術史は、モネをはじめとした印象派の登場からよ…

人生は「楽しい」ではなく「楽しむ」もの

別の記事で自分なりの目的をもって生きることが大事ということを書いてきましたが、そんなに人生は甘くないという意見もあるでしょう。 子供の頃は大きな夢を口にできましたが、大人になると現実を見ろと笑われてしまいます。 たしかに世の中は厳しいもので…

自己肯定感を高めるには② 自分の運命を受け入れる

自己肯定感を持てない原因として、過去のトラウマがあるという人も多いでしょう。 誰しも思い出したくない過去はあるもので、そんなことは忘れて前に進もうといわれても、なかなかそう簡単に忘れられるはずがありません。 ならばいっそ自分の嫌な過去をまと…

自己肯定感を高めるには① 自分の性格を受け入れる

自己肯定感という言葉をよく聞くようになり、「自己肯定感が低い」ということを悩みにする人をよく聞きます。 僕もその1人だったのですが、自分なりに自分を好きになれるような考え方をするように工夫してみたら、案外すんなりと自分を受け入れられるように…

憲法改正をどう考えるか

安倍元首相が悲願としていたのが憲法の改正であり、その悲願は岸田首相へと引き継がれることになりました。 自民党は憲法への自衛隊の明記など部分的な憲法改正を主張していますが、かつての自民党の憲法改正草案を読むかぎり、その最終目標は根元から今の憲…

人事を尽くして天命を待つ

僕はもともと気弱で失敗して怒られたり、嫌なことを言われると過剰に落ち込む性格でした。 しかし最近昔ほど落ち込むことがなくなりました。 落ち込むというのは、時間の無駄だと分かってきたのです。 これは明石家さんまさんの話ですが、さんまさんもあれだ…

ルフィ力で才能をカバーしよう

誰しも何か他人よりも突出している才能があればと思ってしまうものですが、そんなものは持ち合わせていない人がほとんどで、僕もその1人です。 しかし才能がない人間でも結果は出せますし、そんな人はいくらでもいます。 そういう人はどういう戦い方をしてい…

上司と部下は分かり合えるのか

「今どきの子は情けない」、「指導をすればパワハラと言われる」と嘆く上司と、「まともに自分のことを評価してくれない」「昔の価値観を押し付けてくる」と不満に思う部下の対立は、ありとあらゆる職場で巻き起こっていることでしょう。 この対立を解消する…

人生に哲学を② 21世紀の日本人はどう生きるか

前回の記事を日本の戦争についての話で終えたので、それに関連して話を続けます。 歴史作家の司馬遼󠄁太郎は、戦争を経験したことで「いつから日本人はこんなに愚かになったのか」と疑問に感じて、それを動機に歴史小説を書き始めました。 そして司馬は、明治…

人生に哲学を① 自分の価値観を持つということ

今回の記事はこのブログをどういう意図で書いているかという、根本的な内容です。 「自分なりの目的を持って、誰かのためになる人生を送ろう」というのが、基本的なこのブログの主張です。 難しいことのように聞こえますが、よく考えたら今の社会でも「こう…

あえて自信を持たないという選択をしてみる

自信がないというのは基本的にマイナスのイメージを持たれますし、やっぱり自信がある人の方が魅力的に見えます。 しかし自信がないというのは必ずしも良くないことなのか、逆にいえば自信はあればあるほどいいものなのかということを考えてみたいと思います…