2023-11-12から1日間の記事一覧

アカデミックであるために

アカデミックとは学究的という意味で、学問で合理的に真理を見つけ出そうという態度です。 このブログも当然アカデミックなものを目指しています。 とはいいつつ本当にアカデミックになりたければ、ブログなどネット上のものよりも本を読むべきです。 そう書…

「世界は1つ」は実現できるのか

「世界は1つ」といわれれば、全人類が目指すべきスローガンのように聞こえます。 もちろん民族や国家での分断によって差別や戦争が起きることを考えたら、世界が1つであるべきだというのは正論に聞こえます。 しかしここで、「世界は1つ」という考えが逆に分…

客観的になるために

能を大成したことで知られる世阿弥の言葉に、「離見の見」というものがあります。これは演じる際には自分から離れた外部からの視点で舞台上の自分を見なければならないと戒めた言葉で、客観的に自分を意識することの大事さを教えています。 自分の性格を考え…

人生100年時代の個人主義

「人生100年時代」という言葉が使われるようになり、個人の生き方、働き方にも変化が見られるようになりました。かつてのような終身雇用、年功序列が約束された時代ではなくなり、1つの会社にしがみついていられなくなって個人のスキルが求められるようにな…

公園の存在意義

公園で遊ぶ子供の声がうるさいという苦情から、その公園が廃止になるというニュースがありました。昔に比べて公園はどんどん減ってきているようですが、公園は地域の人々の憩いの場となる貴重な共有財です。 私は趣味でよく散歩をしますが、緑のあふれる公園…

競争の功罪

何年か前に、就活サイトで掲載された「底辺の職業ランキング」が批判を浴びることがありました。当然許されない差別意識だといえますが、就活をする時にできるだけ世間に誇れる会社に入ろうと考える学生は多く、職業を序列化する意識が日本社会に根付いてい…

攻撃的な人とどう関わるか

職場で最も悩みの種となるのが人間関係です。 特にどこへいっても他人に対して攻撃的な人というのはいて、こちらが深く関わるつもりがなくても目をつけられて攻撃の対象とされることもあります。 こちらが攻撃したわけでもなく普通にしていただけなのに、気…

抽象化のために勉強する

「どうして勉強なんてめんどくさいことをしないといけないのか」というのは、子供の時に誰もが抱く疑問ではないでしょうか。しかし親や先生は「受験のため」としか答えてくれず、子供にとってはどこか腑に落ちません。勉強しないと落ちこぼれてしまうという…

ペンと紙があれば人生の質を変えられる

心理学の本で読みましたが、毎日その日あったポジティブなことを3つ日記に書くということを続けると、ネガティブな考えが減る効果があるそうです。 自分の気持ちを実際にノートや紙に書いてみると、客観的に自分を見れることで心が落ち着き、さらに課題点も…

人間は幻想を生きているにすぎない

イギリスの詩人ロバート・ブラウニングの言葉に、「神は天に在り、世はすべてこともなし」というものがあります。「生きていればいろんな嫌なことが起こるが、それは人が勝手に否定的にとらえているだけで本当は気にしないといけないようなことは何一つ起き…