ペンと紙があれば人生の質を変えられる

心理学の本で読みましたが、毎日その日あったポジティブなことを3つ日記に書くということを続けると、ネガティブな考えが減る効果があるそうです。

自分の気持ちを実際にノートや紙に書いてみると、客観的に自分を見れることで心が落ち着き、さらに課題点も見えてきます。

 

僕もときどき、自分の気持ちを整理するためにノートにまとめるということをしています。

 

その方法はさまざまありますし、それに関する本も多く出ています。

僕の読んだ本だと、赤羽雄二さんの「ゼロ秒思考」という本が分かりやすくておすすめです。

 

しかし結局は自分が書きたいように書くのが一番で、最善の書き方などありません。

あえていえば、あまりきれいにまとめようとせず、殴り書きのような書き方にしたほうが思ってることが出てきやすくておすすめです。

別にきれいな文章になっていなくてもいいですし、そうしようとすると、きれいにまとめることに気をとられてしまいます。

 

これをすると気づかなかった自分の心理が分かってきて、自分がどういう悩みを抱えていてそれに対してどうするべきなのかが客観的に見えてきます。

人は自分の心理を分かっているようで、意外と分かっていないものです。

分からないからストレスにもなるし、本心とは裏腹の行動をとったりしてしまうことにもなるのです。

 

悩みだけでなく、自分の長所、短所というのも意外とみんな自覚していません。

自分は長所しかないとか短所しかないと思ってる人がいたとすれば、それは客観的に自分を見れていないからで、ちゃんと書き出せば必ずどちらも出てきます。

自分の長所、短所を何となくでなくちゃんと理解していると、自分の自信に必ず繋がります。

 

さらに、過去の解釈を変えることができるという点でも効果的です。

 

僕は現在抱えている悩みを書く時もありますが、過去に起きたことで、自分に影響を与えた出来事をまとめるという時もあります。

過去の出来事が自分にどう影響してどういう考えに至ったのか、時系列で書き出してみることで自分の人生が俯瞰できるのです。

 

大事なのは、過去の事実は変わらなくても解釈を変えることはできるということです。

今は成功している人が昔の辛かった思い出を懐かしく語る場面はよく見ますが、その時は地獄に思えてもそれがあったから今があるというのはよく聞く話です。

 

かつての出来事に対して、その時どう思ったかと今どう思うかを分けて書いてみるとその出来事の価値が見えてくると思います。

 

そしてこれがいちばん大事なことですが、そのメモやノートは誰かに見せるべきではありません。

誰かに見られると思うだけで、100%本心を書けなくなってしまいます。

せっかく書いたのだから捨てるのはもったいないとしても、誰も見ないような部屋の奥底に潜ませておきましょう。