1人の時間も大切にすべき

このブログでは人と関わることの大切さをたまに主張しているのですが、とはいえ1人で過ごす時間も大切にすべきだと考えています。

僕はいろんな人と会って話したいと思っていますが、同時に1人の時間も大切にしています。

 

1人じゃないとできない趣味が多いというのもありますが、1人じゃないと自分の考えを整理する時間ができないからです。

外でいろんな刺激を受けて考え方を知ることはいいのですが、それらが脳内で整理されずに漂っている状態はよくありません。

自分はその中でどれを選ぶのか曖昧なままですっきりしないからです。

 

最近よく瞑想などが取り上げられますが、その目的も頭の整理にあります。

今は1日にとんでもない量の情報が入ってきます。

だからあれもこれもといっていたらきりがなくなってしまうため、自分の価値観を整理する必要があるのです。

 

瞑想以上におすすめなのが日記です。

日記といってもそんなしっかりしたものでなくてもいいので、その時思っていることをなぐり書きするのです。

するといつの間にか自分の本心が分かってきて考えが整理されていきます。

僕も日記を書いていますが、日記もブログもそんな役割を果たしてくれています。

 

ブログもおすすめではありますが、発信に興味がないのなら日記の方をおすすめします。

理由は人に見られることがないからです。

誰かに見られると思うとどうしても言葉を選んでしまいますが、誰にも見せない日記なら何を書いても自由です。

 

僕は個人的な悩みなどは日記に書くようにして、そこから一般化できるような話があれば記事に起こすというやり方をしています。

 

ガンジーの孫であるアルン・ガンジーが書いた「おじいちゃんが教えてくれた人として大切なこと」という本を読んでいます。

この本はおもしろいのでいずれちゃんととりあげるつもりですが、ここでも次のように書かれてあります。

「見識を広めるためには、たしかに外に出てさまざまな人に会い、たくさんの経験を積まなければならない。しかし、そうやって受け取った情報を整理し、自分のものにするには、1人になって内省する時間が必要だ」

ガンジーも1人になれる時間と場所を確保するようにしていたそうです。

 

またこのような警告もされています。

「私たちは大人になってからも、スケジュールの詰まった生活を続けてしまう。自分がどんなに忙しいか吹聴し、睡眠時間の短さを自慢する。複数のことを同時進行させるのが普通になり、静かに自分をふり返るような時間はほとんどない」

 

これは効率化が叫ばれて何かといえば急かされる現代日本にも当てはまることかもしれません。

一方でワークライフバランスが重視されて残業規制や有給消化についての法律が整備されたことは評価されるべきです。

 

いまだに「俺等の時代は休みの日も出勤して…」とか自慢気に言ってくる人がいますが、それが問題だからそういう流れができたことを分かって欲しいものです。

そういう意味ではこれからは1人の時間を確保しやすくなっていくと考えることができます。

 

とはいえ家に1人でいても1人の時間を過ごしていない人もいます。

SNSなどで今は直接会っていなくても誰かと繋がることができます。

もちろんそれをゼロにするべきとはいいませんが、意識的にでもスマホを見る時間を減らして完全に1人の時間を作ることをおすすめします。