攻撃的な人とどう関わるか

職場で最も悩みの種となるのが人間関係です。

特にどこへいっても他人に対して攻撃的な人というのはいて、こちらが深く関わるつもりがなくても目をつけられて攻撃の対象とされることもあります。

こちらが攻撃したわけでもなく普通にしていただけなのに、気に入らないとか邪魔な存在だからと攻撃されるのは理不尽だし、たまったものではありません。

 

では攻撃されたら喧嘩するくらいのつもりで反撃するべきでしょうか。

基本的にはあまり気にせず受け流すのがベストだと思っています。

 

まず大前提としてそういう攻撃に対して本気になる理由はありません。

人生というのは時間が限られていてその中で何に時間をかけるかを選択しなければいけませんが、その人は誰かを陥れるということにその有限な時間を使っているわけです。

時間の使い方によっては自分の成長や誰かのためになることもできるというのに、わざわざ他人を不幸にするために時間を使うというのは愚かなことです。

私はそういう人を見たら可哀想な人だなと思って流すようにしています。

 

そもそも誰かに勝ちたいなら努力して追い抜けばいいのであって、相手を落として自分が勝とうというのは自信がない人の発想です。

もし勝ち負けがあるのだとしたらそんなことをした時点でその人の負けです。

 

そして時間が有限だというのは攻撃を受けている側も同じなのです。

その人に仕返しをしたい気持ちは分かりますが、人生の有限な時間をそんなことに使うべきかを考え直してほしいと思います。

 

その人を許してやるべきだなどというつもりはありません。

ただ仕事では意地悪をしてくる人と出会う場面はよくあって、その度にいちいち憤っていたらきりがありません。

「こういう人もいるんだな」くらいの気持ちで深く興味を持たないことです。

 

向こうがこちらの反撃を期待しているパターンも多いですから、その場合なら無関心でいることが一番の反撃になりますし、それで向こうも諦めるかもしれません。

逆に無関心でいると余計に攻撃されるパターンもあるかもしれませんが、その時は黙らせる程度に反撃してもいいかもしれません。

 

とにかく一番優先すべきなのは一時の感情よりも仕事での自分の目的です。

その人に時間をとられず自分のやりたいことに集中できる時間を確保することが至上命題で、そうなるための最善策を冷静に判断しましょう。

 

とはいえこれの被害者が自分でなく他人や後輩であったら話は別になります。

それに対する無関心は、ただの無責任です。

攻撃的な人間がでかい顔ができるというのは、その組織に問題があるということですし上司の責任になります。

状況に応じて自分が時間を使うべき事態なのかを分けて考えることが必要です。