ここではキャリア論を書いていきたいのですが、今後どういう業界に行くと給料が上がるとか、キャリアアップにつながるといったような難しい話は書きません。
そういうことについてはそもそも詳しくありませんし、適確なことを書けません。
なので、あえて世間一般のキャリア論とは違う視点で、どういうキャリアを築くべきかについて考えてみました。
ここでの主題は、「自分だけのオリジナルの目的のために会社や仕事を選ぶべき」ということです。
同じことを主張されている方は他にもたくさんいらっしゃるのですが、僕なりになぜそう思うかについて書いていきます。
まず、なぜ目的に沿って働いた方がいいかについてです。
仕事は、しんどいことや理不尽なことだらけです。
無理矢理精神論で頑張るよりも、仕事に対するプラスのイメージを強めてマイナスイメージを払拭できた方がいいに決まっています。
そのためには動機づけが有効になります。
僕も仕事の動機をしっかり持てずに働いていた時期がありましたが、苦痛でしかたがありませんでした。
自分が何を目指して働いているのかが分かっていないということが精神的にきつかったのです。
仕事もちゃんと覚えられない、人間関係にもトラブルがあるという状態でのそれに耐えられず、結局その会社は続けられませんでした。
給料をもらうのだから無条件に頑張るべきだといわれればその通りですが、精神論では僕のような人間
には限界がありました。
そこから僕は仕事に精を出すためにも、人生レベルでの目的を持つべきだという考えになりました。
意識の高い考えのように見えて、実態は怠惰な人間が自分に喝を入れるために至った結論だったのです。
中には無条件でも頑張れて結果も出せるようなすごい人もいるのかもしれませんが、そういう人は少数でしょう。
だからこそ動機づけができていないというのは、悪い結果になりかねないのです。
仕事やもっといえば人生は、自分なりに楽しもうと工夫をすることでやっと楽しいと思える、そういうものだと考えています。
そしてその目的を先に見つけたうえで会社を選ぶというのが、ここで推奨するキャリアコースです。
自分の目的から会社を選べば会社のために仕方なく働いているという感覚ではなくなります。
自分の目的のためにこの会社があるという考え方ができて、その方がモチベーションも上がるはずです。
では仕事に就いてから、自分の明確な目的を見つけるという順番ではだめかといえば、全くそんなことはありません。
そもそも自分に合った天職がこの世に1つだけあって、それを探し当てないといけないというようなものではないですし、仕事はいくつもの選択肢があります。
その中で巡り合った仕事を天職にしていくというのが人生です。
そういう意味では最終的に自分の目的にさえたどり着ければ、目的を設定しない成り行き任せな仕事選びでもいいのかもしれません。
それでもできるだけやりがいを感じられる仕事に就いた方がいいと思って提唱しているのが、ここでの目的ありきのキャリア論です。
では目的はどういうものであるべきか、ということを次の記事から述べていきます。